「企業研究や自己分析って何したらいいの?どこまでしたらいいの?」というのは就活生の常の悩みかと思う。
説明会等の表面的な部分で留まってしまうのも良くないし、かといって具体的な数字や事例に懲りすぎてしまうのも時間が勿体ない。
選考に入り、ESが書けない、質問で詰められると答えられない等の状況を回避するためにも、最低限調べるべき&考えるべき企業と自己間の関係を以下にモデル化した。
自己・企業間論理付けモデル
文系学生はしっかりしたストーリーが用意できているものの、ロジックが通っていないことが多いし、
理系学生はロジックを組み立てて満足し、ストーリーが甘い場合が多い。
私も実際、後者だった。
「これこれこういう理由であなたと私はマッチしている。」というロジックを固めることに注力しすぎていて、実際ESに「私自身」が見えなかった。
要は、信用に欠けることが問題だった。根拠が理路整然としすぎて、納得できないのだ。
ストーリーは根拠付けに使用する
ESや面接では経験を問われることが多いので、自分の長所や欲求を活かしたストーリーを用意しておくのは至極当然のように思うが、加えて「なぜそうなったのか」というストーリーは人間味(=納得感)を生むために同様用意すべきである。
これがないと、「私はこういう人間なんです。実際にこういう行動もしました。御社にマッチしてますよ~」で終わってしまう。
これは企業研究さえできていれば誰にでも(よっぽど論理アレルギーじゃない限り)言えるレベルで終わってしまう。成果経験はいくらでもこじ付け可能だからである。
例えるなら、論文のアブストだけを伝えているような状態、といったら分かり易いだろうか。
ここで勘のいい人は「自分の欲求や長所を根拠付ける要素なんて特定できない」と考えると思う。
これは正解である。大抵の人間は「こういうイベントが起きたからこういう人間になった」なんて明確な要素は持ち合わせていない。
なんとなく、様々な要素が影響し合ってできている場合が殆どだろう。全て挙げるのは無理だ。
自分の欲求や長所を根拠付ける本来の目的は「納得感」を高めることであった。
だからこそ「要素」でなく「ストーリー」形式なのである。
代表的なものやきっかけ程度でよいので挙げてみて、それを面接官が想像できる形(ストーリー)にして納得感を高める。
逆に言えば、要素をいくら並べた所で面接官が納得できなければ意味がない。
「確かにその状況であればそうなりますね」と面接官が想像できればそれでよい。
モデルの活用例
先のモデルに則して論理を組み立てた例を下図に示す。
さっき適当に考えたので内容が抽象的すぎるが、大体こんな感じでまとめてみるといい。
このように図を埋めた後、各要素をより具体化していく必要がある。
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